フィリピン法務省は5月13日、国内法に基づき国際刑事裁判所(ICC)などの国際法廷へ容疑者を引き渡すことは可能であるとの見解を示した。これはロナルド・デラロサ上院議員に対する逮捕状が出されたことを受けたもの。
国際刑事裁判所(ICC)がロナルド・“バト”・デラロサ上院議員に対する逮捕状を公開したことを受け、法務省は今回の見解を明らかにした。法務省のラファエル・マルティネス検察官は記者団に対し、共和国法第9851号により、当局は国際法廷へ人物を引き渡すことが認められていると述べた。
マルティネス氏は同法を直接引用し、「共和国法第9851号に基づき、フィリピン国内にいる被疑者または逮捕者を適切な国際裁判所や法廷へ引き渡すことができる。もう一つの手段は犯罪人引渡しである」と説明した。国家捜査局(NBI)は5月11日に逮捕状の執行を試みたが、失敗に終わっている。
デラロサ氏は現在も上院庁舎内に留まっている。この事件は、同氏がフィリピン国家警察長官時代に主導した麻薬戦争に関連する人道に対する罪の疑いによるものである。