レオ14世は6月8日、マドリードのスペイン議会で演説を行った。移民や胎児を含む「最も弱い立場にある」人々の命を守り、人間の尊厳を基盤とした公共生活の刷新を呼びかけ、議員らから総立ちの拍手を受けた。
レオ14世は6月8日に行われたスペイン議会での異例の演説において、最も弱い立場にある人々を含む人間の尊厳を守ることは、党派的な争いではなく市民としての責任として扱われるべきだと主張した。AP通信によると、スペイン下院の議員らを前にした演説で、レオ14世は公共生活における「道徳的な刷新」を求め、すべての人々が持つ固有の尊厳を尊重するよう促した。その中で、移民や「胎児および最も弱い立場にある人々」について具体的に言及した。
AP通信が報じたところによれば、教皇は「国家の道徳的な偉大さは、何よりも最も弱い立場にある人々の命に寄り添い、保護し、慈しむ能力によって示される」と語った。
スペインの議員らはこれに対し、長く立ち上がって拍手を送った。AP通信は、拍手が約7分間続いたと報じている。
一部の論評ではこの演説を主に「中絶反対」の主張と位置づけたが、詳細な当時の報道では、移民の権利や国際法への言及など、レオ14世のより包括的な訴えが強調されていた。バチカンは最近、人工知能の時代における人間性の保護に焦点を当てたレオ14世初の回勅『Magnifica Humanitas』を公表している。