ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は28日、ウクライナによるエネルギーインフラへの攻撃がロシア国内で「一定の燃料不足」を引き起こしていると述べた。ただし、状況は「危機的ではない」と強調しており、同国の供給網に対する圧力を公に認めるのは異例のことである。
ロシアのプーチン大統領は、精油所などのエネルギー施設に対するウクライナの攻撃が、ロシアの燃料供給システムに目に見える混乱を引き起こしていると語り、その状況を「一定の不足」があるものの「危機的ではない」と表現した。
「重要なインフラ、特にエネルギーインフラに対する攻撃については、当然ながらこうした我々のインフラ施設への攻撃は問題を引き起こしており、それは明白です……現在、一定の不足が見られますが、危機的な状況ではありません。」
プーチン氏は、燃料の供給と流通に関する会合の後、ロシアの国営テレビに対してこう述べた。同氏の発言を報じたメディアによると、28日には与党「統一ロシア」のメンバーに対しても公の場で同様の趣旨を語ったという。
これらの発言は、ウクライナによるロシアの石油施設を標的とした長距離ドローン攻撃が続いている中で行われた。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2026年6月28日、ウクライナの「長距離制裁」により、ロシアのクラスノダール地方とヤロスラヴリ州にある2つの精油所を攻撃したと述べている。ロイター通信も、クラスノダール地方のスラヴャンスク・ナ・クバニにある精油所で、夜間の攻撃後に火災が発生したと報じた。
プーチン氏は、防空体制の強化と、ロシアが占領するクリミアへの配送を含めた燃料供給の安定化が、ロシア当局の優先事項の一つであると語った。
また同氏は、長距離攻撃の相互制限を求めるウクライナ側の提案とされるものについても否定し、ロシアの報復攻撃の方が「より破壊的である」と述べたと、同氏の発言を報じた各社が伝えている。
ウクライナのアンドリー・シビハ外相は、ロシアに対する継続的な圧力を維持すれば、モスクワ側は戦争の外交的解決を模索せざるを得なくなると主張しているが、その発言の具体的な言い回しは報道機関によって異なっている。
ここ数週間、ロシアの一部地域では燃料不足や配給制に関する報告が浮上している。モスクワ・タイムズなどの報道では、一部のガソリンスタンドでの制限や、国内供給を守るための輸出制限に向けたモスクワ当局の取り組みが取り上げられた。しかし、不足の規模や地理的な広がりをリアルタイムで独自に検証することは困難であり、報道機関によってその具体性にはばらつきがある。