米連邦最高裁は、アプリストアに対してユーザーの年齢確認と未成年者の利用に対する保護者の同意を義務付ける2025年成立のテキサス州法について、違憲性を問う訴訟が継続する間も同法の施行を差し止めない判断を下しました。
米連邦最高裁は2026年7月6日月曜日、テキサス州の「アプリストア説明責任法(App Store Accountability Act)」の施行停止を拒否し、下級審で訴訟が続いている間も同州による法律の執行を容認しました。
最高裁は署名のない命令の中で、現段階での介入を見送りました。テキサス州のこの法律は、主要なアプリストアに対し、ユーザーの年齢確認を義務付けるとともに、未成年者がアプリをダウンロードしたりアプリ内課金を行ったりする前に、保護者の同意を得ることを求めています。
業界団体の原告側や個人の反対派は、この法律がニュース、教育リソース、ソーシャルメディアなど幅広いアプリへの未成年者のアクセスを制限し、憲法修正第1条(言論の自由)に違反すると主張しています。一方、テキサス州側は、保護者により大きな管理権を与え、子供たちが有害なオンラインコンテンツに触れる機会を減らすことを目的としていると述べています。
連邦地方裁判所は以前、同法の施行を差し止める判断を下していましたが、第5巡回区控訴裁判所は2026年6月にその差し止め命令を一時停止し、控訴審の継続中に法を施行する道を開きました。連邦最高裁の今回の決定はテキサス州法が合憲かどうかを判断するものではなく、現時点ではその問題を下級審の判断に委ねることとなります。
全米でオンライン上の児童保護規定を強化する動きが広がる中、テキサス州は同様にアプリストアを対象とした年齢確認や保護者の同意を義務付ける法整備を進める複数の州の一つです。