米上院司法委員会は、未成年者を保護するためAI企業に対しチャットボットの年齢確認を義務付ける超党派法案を全会一致で可決した。ジョシュ・ホーリー、リチャード・ブルーメンソール両上院議員が共同提案したこの法案は、子供向けのAIコンパニオンを禁止し、性的に露骨なコンテンツや自傷行為を助長する内容を制限するものだ。この珍しい超党派の合意は、上院での迅速な可決の可能性を示唆している。
米上院司法委員会は2026年4月30日、AIチャットボットの年齢確認システムの導入を義務付ける法案を全会一致で承認した。この措置は、AIコンパニオンへのアクセスを制限し、性的に露骨なコンテンツを排除し、自傷行為の助長を防ぐことで未成年者を保護することを目的としている。共和党のジョシュ・ホーリー議員と民主党のリチャード・ブルーメンソール議員が共同で提案したこの超党派の法案は、委員会審議における党派を超えた結束を示すものとなった。
この法案の背景には、昨年、全米の司法長官らが一部のAI企業に対して懸念を表明し、訴訟を起こすなどの動きがあった。AIサービスが子供たちに及ぼす影響に対する規制の必要性が高まっており、今回の法案はこうした懸念に対応するものだ。法案には、未成年者がAIの有害なコンテンツにさらされるリスクを低減するための具体的な制限事項が盛り込まれている。
今回の委員会での承認は暫定的な手続きではあるものの、法案に対する強い支持を示す重要な一歩となった。議会における超党派の合意は、今後AI規制に向けた議論を加速させる可能性がある。法案が成立すれば、AI業界全体にわたり未成年者の安全確保に向けた新たな基準が確立されることとなる。