2021年にLGが開発したロールダブルスマートフォンの試作機が詳細に分解され、その複雑な内部機構が明らかになった。YouTubeクリエイターのJerryRigEverythingがこのデバイスを分解し、画面を40%拡張するモーターとメカニズムを公開した。動画では、同製品が商用化に至らなかった理由と考えられる技術的課題が浮き彫りになっている。
LGはスマートフォン市場での差別化を図るため、2021年にロールダブルフォンの発売を計画していたが、CES 2021でのティーザー公開後にプロジェクトは停滞した。同イベントのデモ機とみられるこの試作機は、2つの小型モーターを備えており、ジッパーのような歯を持つ内部トラックを駆動することで、背面からOLEDスクリーンを繰り出す仕組みとなっている。これにより、折りたたみ式のように厚みを増すことなく、表示面積を約40%拡大できる。モーターの作動音を隠すため、画面展開時にはチャイム音が流れるよう設計されていた。また、フレームがスライドする際には、バネ式のラティスアームが画面の平坦さを維持する。