英国の国境警備当局は、ロンドン・ゲートウェイ港において1か月足らずの間に合計約5トンのコカインを押収した。バナナや南米産の赤ワインの貨物に隠されていたこれらの麻薬の推定末端価格は4億ポンド(約5億3800万ドル)を超える。内務省がソーシャルメディアを通じて発表した。
今回の押収が行われたのは、ロンドンの東約30マイルに位置し、イングランドで2番目の規模を誇る深海コンテナ港、ロンドン・ゲートウェイである。犯罪組織はバナナの積荷や南米産ワインのタンクなど、正規の貨物に紛れ込ませてコカインの密輸を試みた。当局が公開した写真には、コンテナ内に詰め込まれた麻薬や、検査のために建物の床に広げられた様子が写っている。内務省は、これら一連の摘発に関連した逮捕者については明らかにしていない。今回の事件に先立ち、英国の港では大規模な麻薬押収が相次いでいる。3月には、サウサンプトン港でバナナに隠して約1億ドル相当のコカインを密輸しようとしたとして男3人が起訴され、4月17日に出廷が予定されている。また、2024年2月にもサウサンプトンでバナナの貨物から1万2500ポンドを超えるコカインが発見されており、これは当時として過去最大の押収量であった。世界的に見ても、バナナの貨物を利用した密輸は常套手段となっている。2025年8月にはギリシャ警察がバナナの中から約600ポンドのコカインを発見したほか、7月にはロシア当局が果物の下に隠された1800ポンドを押収し、5月にはノルウェー当局が果物作業員からの通報を受けて320ポンド以上を発見している。