米財務省は、ハリスコ新世代カルテルに関与したメキシコ人の男2人と企業9社に対し制裁を科した。今回の措置は、同グループに年間数千万ドルの利益をもたらしている燃料窃盗活動を標的としている。また、関連する密輸のリスクについて、銀行向けに新たな警告も発令された。
財務省外国資産管理局は、輸送、金融サービス、不動産に関与している個人や企業を制裁対象に指定した。これらの措置は、盗難燃料を通じてメキシコの税金を回避するスキームを阻止することを目的としている。スコット・ベサント財務長官は、今回の動きはカルテルが麻薬密売以外の分野へいかに拡大しているかを示していると述べた。金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)は別途、金融機関向けに警戒すべき兆候を強調するガイダンスを発出した。ハリスコ新世代カルテルはメキシコ国内の21州で活動している。昨年、トランプ大統領は同組織を含む6つのグループを外国テロ組織に指定した。関連する動きとして、メキシコ当局は4月27日にアウディアス・フローレス・シルバを逮捕した。同容疑者は2月に死亡したネメシオ・オセゲラ・セルバンテス(通称エル・メンチョ)の後継者候補と見なされていた。