ウクライナ出身の相撲取り蒼国志、大関昇進を発表

ウクライナ出身の21歳の相撲取り、蒼国志が大関に昇進した。九州場所で優勝し、この昇進を確定させた彼は、横綱を目指す強い意欲を表明した。師匠の阿武松と共に、福岡県久留米市で昇進の儀式が行われた。

蒼国志、本名ダニロ・ヤヴフシシン、は2022年12月に阿武松部屋に入門した。ウクライナから日本に来て8カ月後のことだった。阿武松親方は元関脇の明nishikiで、外国人力士の受け入れに慎重だったが、兵庫県の報徳学園高校の元相撲部顧問、福田浩二氏の紹介で彼を受け入れた。親方は蒼国志の真剣な取り組みに感銘を受けたという。

過去3年間、阿武松は蒼国志に相手の位置に応じた対処法や廻しのかけ方を丁寧に指導した。二人は酒を酌み交わしながら相撲や私的な話題で語り合った。11月23日の九州場所千秋楽で、蒼国志は宝富士を破り、優勝決定戦で豊昇龍を倒して優勝。優勝が大関昇進の条件を満たした。

昇進発表の儀式後、蒼国志は「大関の名に恥じぬよう精進し、さらに上を目指す」と述べた。記者会見では「横綱を目指す強い意欲を伝えたかった。親方と相談して簡潔な挨拶に決めた。練習を何度も繰り返した」と語った。優勝の喜びを親方に最初に伝えた時、「一番に親方と分かち合いたかった。まだ道は長いが、少し恩返しできた」と振り返った。

阿武松親方は「異国から来て相撲の文化を懸命に学んでいる。彼はさらに強くなる」と評価。「弟子が自分の関脇を超えるのは親方だけの喜びだ」と喜んだ。蒼国志は3場所連続で技能賞を受賞し、親方の技を継承しているようだ。彼の物語は今後も続く。

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