Varietyは2026年のメディア業界予測を発表し、クリストファー・ノーランの『The Odyssey』を年間最大の興行収入ヒット作と予想、NetflixがWarner Bros. Discoveryとの大型契約を獲得すると見込んでいる。報告書はDisneyの経営陣交代とエンターテイメント分野での人工知能をめぐる継続的な争いも予測している。
2025年が終わりを迎える中、Varietyの年次メディア予測は、先行する激動と変革の情景を描き出している。エンターテイメント業界は、低迷する興行収入、ケーブル視聴率の低下、経済的不確実性に直面しており、コンテンツ制作や雇用に混乱をもたらす人工知能の影響がこれを悪化させている。
最前列に立つのは、クリストファー・ノーランがホメロスの『The Odyssey』を翻案した作品で、『Star Wars』、『The Avengers』、『Toy Story』、『Super Mario Bros.』、『Dune』の主要フランチャイズ続編を上回ると予想されている。ノーランの実績、特に1年前からのIMAXチケットのプレセールにより、この古代叙事詩はポップコーンシーズンの覇者となるだろう。
Warner Bros. Discoveryをめぐる高リスクの買収争いが控えており、NetflixがDavid EllisonのParamount Skydance入札を退ける最有力候補だ。Netflixの魅力は財務力、ストリーミング首位の地位、共同CEOのTed Sarandosによる劇場公開へのコミットメントにある。ただし、規制上の障害や政治的変数、特にトランプ前大統領が不確実性を加える。Ellison家の1株30ドルの買収提案は、90%の株主承認を必要とする。
DisneyのBob Igerは年末に退任予定で、Disney Entertainmentの共同議長Dana Waldenとパーク・エクスペリエンス責任者のJosh D'Amaroによる後継争いが予想される。アナリストはD'Amaroを優勢視するが、外部招聘の可能性も残る。
AIに関しては、Disney、Universal、Warner Bros.などのスタジオがIP窃盗でスタートアップを提訴しつつ、DisneyとOpenAIのような提携を結んでいる。音楽業界では、Sony、Universal、Warnerなどの大手がSunoやUdioに対する訴訟から、KlayなどのAI企業とのライセンス契約に移行、2026年発売予定の製品をめぐり、アーティストが曖昧な条件に懸念を示している。
テレビ予測では、元Netflix幹部がParamount+とAmazon MGM Studiosを形作り、Bari Weiss下のVersantとCBS Newsの変動、Colbert後のCBSレイトナイトの変更が挙げられる。より広範な問題として、マイクロドラマ、海外のノンスクリプト制作、ギルド契約の失効によるストライキリスクがある。