まとめ
金融 05/06
北朝鮮系ハッカーが暗号通貨で60億ドル超を盗む
北朝鮮の国家支援ハッカー集団が2017年以来、暗号通貨で60億ドル超を盗み、2026年の全ハック損失の76%を占めている。LazarusやDPRKなどのグループは4月だけでDeFiプラットフォームから5億7700万ドルを抜き取り、対面ソーシャルエンジニアリングを含む洗練された手法へ移行したとTRM Labsが指摘した。Kelp DAOはLayerZeroの1-of-1検証者設定が原因の2億9200万ドルのrsETHブリッジハックをLayerZero担当者の承認によるものだと非難し、ChainlinkのCCIPへの移行を計画している。このハックも北朝鮮のLazarusグループと関連づけられた。SolanaベースのDrift Protocolは北朝鮮ハッカーによる2億9500万ドルのハック被害に対し、トークン化請求権と収益支援の回収プールを提案し、ユーザーの損失補償を進める。法執行機関と協力して資金追跡と回収に取り組んでいる。北朝鮮系ハッカーの攻撃が暗号通貨エコシステムに深刻な打撃を与え、プロトコル側が対応を迫られている状況が浮き彫りになった。プロトコル運営者はセキュリティ強化と被害回復策を急いでいる。
- 北朝鮮のハッカー集団、2017年以降に60億ドル相当の暗号資産を窃取
- Kelp、2億9200万ドルの不正流出でLayerZeroの承認体制を非難
- Drift Protocol、2億9500万ドルのハッキング被害後の復旧計画を発表
米上院議員がCLARITY法のステーブルコイン妥協案を公表
米上院議員のThom TillisとAngela Alsobrooksは金曜、CLARITY Actの妥協案を公表し、ステーブルコイン利回りを最終主要障害として扱った。この案は銀行預金相当の利回りを禁止するが、本物の活動に対する報酬は許可する。暗号業界リーダーは即座に支持を表明し、上院銀行委員会にマークアップを促した。先週の妥協案後、暗号株が上昇し、5月11日週の委員会行動への期待が高まった。Circle株は18%急騰したが、銀行側の反発も残る。Ripple Labs CEOのBrad GarlinghouseはマイアミビーチのConsensus 2026で、法案の不確実性を指摘し、今月の上院銀行委員会公聴会が鍵だと強調した。公聴会が今後2週間以内にない場合、法案通過の可能性が急落すると警告した。ステーブルコイン規制の進展が暗号市場構造法案全体の命運を左右する中、業界は迅速な審議を求めている。妥協案は法案成立への希望を再燃させたが、政治的ハードルが残る。Garlinghouseの発言は現実的な慎重論を示している。 compromises案の影響で市場の楽観ムードが広がった一方、法案のタイムリーな進展が求められている。
- 米上院議員、ステーブルコインの利回りに関するCLARITY法案の妥協案を公表
- ステーブルコインの妥協案が市場に追い風、Clarity法案の審議入りへ期待高まる
- 暗号資産市場構造法案の成立はまだ確定ではないとRipple社CEOが言及
米有権者の暗号通貨とAIへの不信感が調査で判明
CoinDeskの新調査では、1000人の登録有権者の62%がトランプ大統領政権の暗号通貨監督を信頼していないことが明らかになった。政府当局者の個人暗号保有への反対も広く、2026年中間選挙前のデジタル資産への公衆熱意の低さを強調した。POLITICO Pollも、2024年のトランプ・ハリス支持者層にまたがるAIと暗号通貨への不安を明らかにした。暗号推進スーパーPACが数千万ドルを中間選挙に投じている中、多数派が暗号をリスク高くAIの進展を速すぎると見なし、厳格規制を推進する候補を支持する傾向を示した。調査結果は暗号業界の政治的課題を浮き彫りにし、有権者の慎重姿勢を反映している。トランプ政権への不信が強く、規制強化派の優位が予想される中間選挙戦で、業界は世論喚起を迫られる状況だ。AIと暗号の両分野で類似の懸念が広がり、政策議論に影響を与えそうだ。調査は選挙キャンペーンの戦略に直結する示唆を提供した。プロ業界の資金投入にもかかわらず、有権者のリスク回避志向が強い。政府の監督能力への疑問が根強い。2026年選挙の鍵となる公衆感情を捉えている。調査は中間選挙前の重要なベンチマークとなった。
インドルピーが対ドルで過去最安値を更新継続
インドルピーは米ドルに対し過去最安値を更新し、エネルギー輸入コストの高騰と進行中のエネルギー危機、加速する資本流出が原因だ。これによりインド準備銀行(RBI)が金利引き上げを検討し、引き締め一時停止を終了する圧力が高まっている。3月末に94円を突破したFY26の急落が続き、5月5日火曜に95.28の新記録安を付けた。1バレル超110ドルの原油価格がインフレと国際収支懸念を強め、RBIは外国為替ポジション制限下で介入を続けている。エネルギー危機の深刻化が通貨安を加速させ、RBIの金融政策転換を迫っている。輸入依存のインド経済は原油高に脆弱で、資本流出がルピー下落を悪化させた。RBIの介入にもかかわらず記録安が続き、追加利上げの可能性が高まっている。経済全体の安定化策が急務だ。ルピー安は輸入インフレを招き、成長鈍化のリスクを増大させる。RBIは慎重な対応を迫られている。危機の長期化がルピー最安値更新を繰り返す要因となっている。政策当局者の動向が市場の注目を集めている。FY26の為替動向はインド経済の試金石だ。RBIの次回決定が待たれる。エネルギー輸入依存の構造的弱点が露呈した。資本流出抑制策も並行して必要だ。
BitMineがイーサリアム財団から多額ETHを購入
BitMine Immersion Technologiesはイーサリアム財団から1万ETHを2292.15ドルで2300万ドル相当の店頭取引で購入した。これは前週の類似取引と3月の取引に続くもので、収益はEthereumの運営、研究開発、エコシステム助成、コミュニティイニシアチブに充てられる。Tom Lee率いるBitMineは3週連続で10万ETH超の2400万ドル相当のEthereumを購入した。この動きはEthereum価格の上昇継続とBitcoinが1月以来初の8万ドル到達と重なる。一方、StrategyはBTC到達でBitcoin購入をスキップした。BitMineの積極購入はEthereumエコシステム支援を示し、財団の資金需要に応じた。市場の上昇局面で大口取引が活発化し、ETHの流動性を支えている。連続購入はBitMineの戦略的蓄積を表し、Bitcoinのマイルストーンが注目された。Ethereumの開発資金確保が円滑に進む中、市場全体の強気ムードを後押しした。財団の透明な資金運用が投資家信頼を維持している。BitMineの買収はETH価格堅調の象徴だ。StrategyのBTC購入見送りは市場状況判断の違いを示す。Ethereum関連取引が活況を呈した週となった。財団のR&D投資が将来成長を支える。OTC取引の規模が市場への影響を及ぼした。Tom Leeの主導がBitMineの積極姿勢を象徴している。Bitcoinの8万ドル回復が暗号市場の転機だ。