インド・ルピーが対米ドルで過去最安値を更新した。継続するエネルギー危機による輸入コストの急増と、加速する資本流出がその要因となっている。これにより、金融引き締めを一時停止していたインド準備銀行(RBI)に対し、利上げを迫る圧力が強まっている。
エコノミック・タイムズ紙によると、3月に93.73を記録し、西アジアの緊張を受けて94を超えた過去の安値水準に続き、エネルギー輸入代金の高騰を背景にルピーは一段と弱含んだ。木曜日には世界的な不透明感や原油価格の高騰、イランに対する軍事行動の可能性を巡る噂を背景に、金属や公共部門銀行株が下落を主導し、インドの株式と通貨は共に急落した。RBIはルピーを支えるために介入を行ったが、詳細は明らかにされていない。こうした圧力にもかかわらず、インド市場はマハラシュトラ・デーの祝日で金曜日に取引を終えるまで、過去28カ月で最高の4月実績を記録した。