Adobeは、Photoshop、Premiere、Illustrator、Lightroomなどのアプリケーションを横断し、複雑なマルチステップのワークフローを処理できるチャットベースのツール「Firefly AI Assistant」を発表しました。Adobeによると、このアシスタントは経験の浅いユーザーのハードルを下げつつ、プロフェッショナルの制御権を維持するとのことです。今後数週間以内にパブリックベータ版が公開されます。
AdobeのFirefly AI Assistantは、ユーザーが自然言語のプロンプトで目的の結果を指示することで、Creative Cloudスイート全体でタスクを実行します。昨年10月に「Project Moonlight」としてプレビュー公開されたこのツールは、アプリ間でのワークフローを調整し、随時ユーザーにフィードバックや調整を確認します。Adobeは、ユーザーが常に主導権を握り、タスクの途中で介入したり、ネイティブ形式で完全に編集可能なファイルを生成したりできる点を強調しています。同社は、アプリの複雑さによって生じる「参入障壁」を下げ、カジュアルなクリエイターからエキスパートまで、アイデアを形にするまでのギャップを埋めるものだと説明しています。このツールは、商品写真のシーン調整用のスライダーなど、関連するコントロールを動的に提示し、時間の経過とともに個々のスタイルの好みを学習します。また、「Creative Skills」機能により、InstagramやFacebookなどのプラットフォーム向けに最適化されたソーシャルメディア用素材の生成など、事前に構築されたワークフローを提供し、ユーザーはこれをカスタマイズ可能です。Frame.ioとの統合により、チームによるフィードバックや共有も可能です。Adobeはこれを、単なる既存アプリの強化にとどまらず、新しい作業パラダイムを促進するAIへの戦略的な転換と位置付けています。