ブラカン州の元地区エンジニア、ヘンリー・アルカンタラ氏は、サンディガンバヤン(汚職特別裁判所)の公判で、ブラカン州パンディの治水プロジェクトにおいて民間建設業者から拠出された9,000万ペソが、ラモン・レビラ・ジュニア元上院議員へのキックバックを目的としていたと証言した。
レビラ氏の汚職事件の証言台に立ったアルカンタラ氏は、9,000万ペソの拠出金が自身の運転手によって運ばれ、ダイアモンド・ホテルにてロベルト・ベルナルド元公共事業道路省(DPWH)次官に渡されたことを認めた。なお、同氏は取引の場には同席していなかった。
同氏によれば、この資金はプロジェクトの正式な発注前に建設業者から前払いされた私的資金であった。レビラ氏が発起人であるという同氏の認識は、あくまでベルナルド氏から得た情報に基づくものであり、レビラ氏自身が直接関与を明かしたり、キックバックを要求したりしたことは一度もなかった。
当該プロジェクトは2025年3月28日にSYMS Construction社へ発注され、同年4月7日に契約が締結された。公金の支出が行われたのは2025年5月5日のことである。
司法取引による証人として、アルカンタラ氏は2027年までに3億ペソを政府へ返還することを約束している。これまでに1億8,100万ペソを返還済みであり、今年9月までにさらに2,500万ペソを返還する予定である。