フィリピンのシブランで日曜日の夜、米国の海洋生物学者ケント・カーペンター氏(73)が自宅に押し入った覆面の男らに殺害された。攻撃を受けた際、同居していたフィリピン人の女性も負傷し、現在治療を受けている。警察は犯行の動機を捜査し、犯人の行方を追っている。
事件が発生したのは、ネグロスオリエンタル州の沿岸の町シブランにあるカーペンター氏の自宅で、覆面の男3人が強引に侵入した。同居していた女性が警察に語った供述によると、男のうち1人が同氏の頭部を銃撃し、即死させた。犯人らはノートパソコン、現金、バックパックを奪って逃走した。
カーペンター氏は1976年から近隣のドゥマゲテ市にあるシリマン大学で講師として勤務していた。また、1996年からはバージニア州のオールドドミニオン大学で生物科学の教授を務めており、死去当時はフィリピンで長期の調査任務に就いていた。同氏は9月に退職する予定だった。
地域警察のロマーノ・カルディニョ准将は、この事件を最優先事項として扱っていると述べた。「被害者の遺族、地域社会、そして外国からの訪問者に対し、本件は最大限の緊急性をもって対応しており、正義が果たされるまで全力を尽くすことをお約束する」と語った。
フィリピンやコーラルトライアングルにおける海洋生物多様性に関するカーペンター氏の研究は、世界的な環境保護活動に影響を与えてきた。オールドドミニオン大学のブライアン・ヘンフィル学長は、今回の殺害について悲痛で壊滅的な出来事だと述べた。