日本を拠点とするスポーツシューズ大手のアシックスは、インド事業が今後5年間で年平均35%成長すると見込んでおり、世界最大の人口国で健康志向の高まりに乗じてマラソンランナーやレクリエーションランナーを取り込む方針だ。同社は2029年までにインドのランニングシューズ販売でトップセラーとなることを目標に掲げている。
神戸に本拠を置くアシックスは、スポーツシューズとアスレジャーウェアの製造メーカーとして、インド市場での存在感を強めている。同社のインド事業責任者、ラジャト・クラナ氏はインタビューで、「プレミアムアスレチックフットウェアで次の3年以内にナンバーワンになることを目指す」と述べた。現在、インドの高級ランニングシューズ部門で3番手の地位を占めている同社は、ナイキやアディダスなどの国際大手を超える野心を抱いている。
インドのランニングブームは、都市部の富裕層を中心に広がっており、健康意識の高まりが市場を後押ししている。アシックスはこのトレンドを捉え、2029年までにランニングシューズのトップセラーとなる計画だ。競争が激化する中、同社はプレミアムセグメントに注力し、年35%の成長を予測している。この戦略は、インドの人口増加と中間層の拡大を背景に、持続的な需要を生む可能性がある。一方で、既存のグローバルブランドとの競争が課題となるだろう。