ボリビア政府は、慢性的なドル不足への対応策として、テザー社が発行するステーブルコイン「USDT」を同国の決済インフラに統合することを検討している。ホセ・ガブリエル・エスピノサ経済相が月曜日の記者会見で明らかにした。
エスピノサ経済相は、USDTをボリビアーノや米ドルと並行して流通させる可能性について当局が検証中であると述べた。この提案は現在技術的な検討段階にあり、施行規則の策定や法定通貨としての地位付与はまだ行われていない。
現在、銀行、デジタルウォレット、決済業者に向けた枠組みが策定されている。ボリビアは金融活動作業部会(FATF)のグレーリストに掲載されていることから、導入にあたってはマネーロンダリング対策の強化が不可欠となる。
同国では2024年6月に中央銀行が暗号資産取引の制限を解除して以来、取引高が急増している。その後の1年間で取引高は前年比630%増の4億3000万ドルに達した。
国営のバンコ・ウニオン(Banco Unión)とその決済アプリ「Yasta」は、4月から国際決済や送金目的でのUSDT購入を可能にしている。