Casimir Inc.は、カシミール効果を利用して真空からエネルギーを取り出す装置を開発するため、多額のベンチャーキャピタルによる出資を受けてステルスモードから脱却した。同社は、固定されたプレートと柱の間で量子トンネル効果を利用することで、継続的なフリーエネルギーを生成できると主張している。今回の発表により、創業者らが以前取り組んでいた電磁推進装置への関心が再び高まっている。
同社のアプローチは、近接した金属板の間で仮想粒子が圧力を生み出す現実の量子効果である「カシミール効果」に関連している。Casimir Inc.は、プレートを固定し柱を追加することで電子を非対称にトンネルさせ、接続された負荷を駆動する電圧を発生させる手法を提案している。同社によれば、測定ではすでに予測通りの電圧降下が確認されており、この結果は2026年の「Physical Review Research」誌に掲載された論文によって裏付けられている。