研究者らが、光を利用して多方向に制御可能な極小デバイスを開発した。これにより、光駆動型宇宙船の実現に向けた前進が見られる。シリコン製のこの「メタジェット」は、実験室環境での試験において、宇宙空間で大型の帆を操縦する上で有望な結果を示した。今回のブレークスルーは、広大な距離を移動する際、こうした宇宙船の舵取りにおける現在の課題を克服する助けとなる可能性がある。
テキサスA&M大学の科学者チームは、直径わずか0.01ミリメートルのシリコンウェハーである「メタジェット」を開発した。このデバイスには、光を屈折させて制御可能な運動量を生み出す微細な柱状構造を備えたメタサーフェスが採用されている。これにより、反射を主な動力源とする従来の光帆とは異なり、垂直方向および水平方向の両方へ移動させることが可能となった。