フィリピン司法省は、逃亡中の元議員ザルディ・コー氏がチェコ共和国当局の保護下にあり、厳密には逮捕されていないことを認めた。司法省は、同氏の身柄拘束は出入国管理法違反の疑いによる一時的な措置であると説明している。フィリピン政府の当局者は、同氏の事件について協議するためプラハへ向かっている。
フィリピン、マニラ — フィリピン司法省は木曜日、元議員のザルディ・コー氏がチェコで身柄を拘束されているものの、技術的には逮捕されていないことを明らかにした。司法省のポロ・マルティネス報道官は、フィリピン国内で係争中の事件であるため、国外には有効な逮捕状が出ておらず、チェコ当局は同氏を法的に逮捕できないと説明した。
「チェコ共和国には有効な逮捕状がないため、ザルディ・コー氏を法的に逮捕することはできません。逮捕状はフィリピン国内にのみ存在し、この事件はフィリピンで係争中です」と、マルティネス氏はソーシャルメディアで引用されたインタビューで語った。
マルティネス氏は記者団へのメッセージの中で、コー氏は公式な法執行措置の対象となっており、依然としてチェコの管轄下にあると補足した。「技術的には逮捕されていないものの、彼の自由は制限されている」と同氏は述べ、これはあくまで出入国管理法違反の疑いによるものだと指摘した。司法省は現時点で詳細を把握していないが、間もなく判明する見込みであるとしている。
フレデリック・ヴィダ司法長官、デニス・チャン首席国選弁護人、外務省当局者、およびフィリピン多国籍犯罪センターの代表らは、コー氏のフィリピンでの事件対応を協議するため、4月23日にプラハへ向けて出発した。
マラカニアン宮殿(大統領府)は、マルコス大統領と司法省の見解に矛盾はないと表明した。カストロ広報官は記者団に対し、「大統領が述べたのは、ザルディ・コー氏が適切な書類を保持していないことを理由にチェコ共和国の保護下にあるということである」と語った。