フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領がチェコ共和国でのザルディ・コー氏の拘束を発表してから1週間が経過したが、司法省は逃亡中の同議員の所在地について具体的な情報を持っていないと述べた。フレデリック・ヴィダ司法長官代行は、コー氏がすでに出国している可能性があることを示唆した。当局はインターポール(国際刑事警察機構)の赤手配書発行に向けて手続きを進めている。
フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は4月16日、元アコ・ビコール党所属下院議員のザルディ・コー氏が、移民法違反によりチェコ共和国で拘束されたと発表した。コー氏は、オリエンタル・ミンドロ州における治水プロジェクトの汚職に関連した公金横領および収賄の容疑に直面している。マルコス大統領は、コー氏を早期にフィリピンへ送還させると約束していた。
4月24日のリモートブリーフィングにおいて、ヴィダ氏はコー氏の所在について「関連性があり、裏付けの取れた情報はない」と述べた。同氏は記者団に対し「まだ具体的な回答はない」と語り、コー氏がチェコ共和国を離れた「可能性」もあると付け加えた。司法省は、コー氏が依然として現地に留まっているという保証はできないとしている。
司法省は、コー氏は「厳密には逮捕」されたわけではなく、空港での入国拒否と同様に、移動の自由が制限されている状態であると説明した。ラファエル・マルティネス報道官は、これを自由の剥奪になぞらえた。マラカニアン宮殿(大統領府)は、適切な書類の不備によるものとして、コー氏がチェコ当局の管理下にあるとした大統領の発言に矛盾はないと述べている。
デニス・チャン首席州弁護士、外務省(DFA)、フィリピン国家警察(PNP)およびPNP-PCTC(フィリピン越境犯罪対策センター)の職員からなるフィリピン代表団がプラハに派遣されており、インターポールの赤手配書や国連腐敗防止条約に基づく強制送還などの選択肢を検討している。別途、必要書類を提出するためのチームも現地へ派遣される予定である。