マラカニアン宮殿は、マーティン・ロムアルデス元下院議長による政権内の汚職批判について、フェルディナンド・マルコス大統領は自身に向けられたものとは受け取っていないと述べた。宮殿側は、マルコス大統領自身が問題のある治水事業の調査を命じたことを強調している。なお、サンディガンバヤン(汚職審判所)は、ロムアルデス氏に対する出国禁止命令を出している。
フィリピン、マニラ — マラカニアン宮殿は、フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領が、マーティン・ロムアルデス元下院議長による政権内の汚職に対する厳しい批判を、自身を標的にしたものとは見なしていないと表明した。
大統領広報室のクレア・カストロ次官は記者会見で、「大統領はそのように受け取っていない。2025年に不正の疑いがあることを把握したため、大統領は調査を命じた」と述べた。また、ロムアルデス氏の発言は「現場での事業遂行」に焦点を当てたものであり、だからこそフィリピン公共事業道路省(DPWH)の職員が調査対象になっているのだと説明した。
カストロ氏は、マルコス大統領が調査を命じたのは指揮責任によるものだと説明し、「放置されていたわけでも、隠蔽工作があったわけでもない」と語った。ロムアルデス氏が「スケープゴート」になることを拒否している点については、発言の意図は不明としつつも、調査への協力を求めた。
サンディガンバヤン第7部会は、オンブズマンからの要請を受け、マネーロンダリング、略奪、収賄の疑いで捜査されているロムアルデス氏に対し、予防的措置として出国禁止命令を発令した。これに対し、ロムアルデス氏の弁護人であるアデ・ファハルド氏は、同氏がフィリピン国内に留まっており、逃亡の意図はないことを表明している。