逃亡中の実業家アトン・アン氏は、マニラ・アリーナで発生した闘鶏関係者の失踪事件について、自身の関与を否定し、法務省に容疑者からの除外を求めた。アン氏の弁護人は、アン氏が被害者の一人の誘拐を画策したと主張する内部告発者ジュリー・パティドンガン氏の供述書に対し、異議を申し立てている。
3月23日月曜日、アトン・アン氏の弁護人ガブリエル・ビジャレアル氏は、法務省での再捜査の最終日にパティドンガン氏の供述書に対して異議を申し立てたと記者団に語った。ビジャレアル氏によると、パティドンガン氏は以前、ジョン・クロード・イノノグ氏を含む闘鶏愛好家たちがマニラ・アリーナから失踪した事件について、関与や事情を知らないと否定していたが、一転してアン氏がイノノグ氏の誘拐を主導したと主張しているという(Philstar.comへのメッセージによる)。本件は現在マニラ地方裁判所で係争中である。法務省のポロ・マルティネス報道官は、フィリピン国家警察の犯罪捜査検知グループ(CIDG)が正式な起訴に向けて「身元不明者」を特定するために捜査を再開したと説明した。同報道官は、この予備捜査の再開は裁判と並行して行われるものであり、すでに起訴されている被告人に対する証拠には影響しないと述べた。ビジャレアル氏は、アン氏の所在については把握していないとしつつも、法的救済手段を尽くした上で、アン氏は告発と向き合うだろうと述べた。NBI(国家捜査局)のメルビン・マティバグ局長は、アン氏の所在に関する情報を精査中であるとし、「国外にいるという情報もあれば、国内にいるという情報もあり、現在確認を進めている」と語った。なお、ラグナ州サンタクルス、バタンガス州リパ、ラグナ州サンパブロの各裁判所は、アン氏に対して逮捕状を発付している。