フィリピン政府は、人道に対する罪で国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ているロナルド・“バト”・デラロサ上院議員を逮捕するかどうかについて、一貫性のない姿勢を示している。政府関係者は最高裁判所の判断を待つ意向を示しつつ、同議員が国外へ逃亡しようとした場合には対処するとしている。
ロナルド・“バト”・デラロサ上院議員は、アラン・ピーター・カイエターノ氏の上院議長選出を支持するため、5月11日に上院に姿を現した。同議員は5月13日に上院警備隊と国家捜査局(NBI)捜査官の間で銃撃事件が発生するまで、上院に留まっていた。
デラロサ議員は5月14日早朝、ロビン・パディージャ上院議員と共に上院施設を離れた。最高裁は、逮捕状に対する同議員の異議申し立てについて、一時的な差し止め命令の発令を見送っている。
フレデリック・ヴィダ法務大臣は、法務省として逮捕に踏み切る前に、最高裁が法的な論点を解決するのを待つと述べた。また、デラロサ議員が国外へ逃亡を試みた場合には、捜査官が逮捕を行うと付け加えた。
ジーザス・クリスピン・レムラ監察官は、銃撃事件に関連してマオ・アプラスカ上院守衛官に6ヶ月間の停職処分を命じるとともに、上院から監視カメラ映像の提出を求めている。