フロリダ州マスコットにあるタイヤ店「Just Stop Tires」で、料金を支払わずに立ち去ろうとしたブランドン・チャールズ・グレゴリー・ルイス容疑者(33)が、それを阻止しようとした従業員のアシュリー・タイヤーさん(40)を車ではね、自動車殺人の罪に問われている。タイヤーさんは搬送先で治療を受けていたが、3月21日に死亡した。ルイス容疑者は50万ドルの保釈金が設定されたまま拘留されている。
3月16日午後3時48分頃、ブランドン・チャールズ・グレゴリー・ルイス容疑者は自身の黒いヒョンデ・エクウスで、フロリダ州マスコットの「Just Stop Tires」を訪れ、95ドルのタイヤ交換サービスを受けた。マスコット警察署の逮捕状請求書によると、サービス完了後、ルイス容疑者は料金を支払わずに車で立ち去ろうとした。同店の従業員ジェームズ・ケリー氏とティモシー・ワトソン氏が車両に駆け寄ると、ルイス容疑者はジャッキを外し、バックした際にワトソン氏に接触、その後駐車場外の道路でエンジンを停止させた。車を降りたルイス容疑者は従業員に対し「お前らが俺の車を壊した」と言い放ち、トランクから何らかの物を取り出した後、運転席に戻った。ケリー氏とワトソン氏がナンバープレートを確認し、警察に通報した。目撃者によると、勤続7年になるアシュリー・タイヤーさんがルイス容疑者の逃走を阻止しようと車両の前に立ち塞がったという。その直後、ルイス容疑者は車を発進させてタイヤーさんをはね、彼女はボンネットの上に投げ出された。警察の調べでは、ルイス容疑者は彼女を振り落とそうとわざと蛇行運転をしたとされ、最終的にタイヤーさんは車から投げ出されて命に関わる重傷を負った。ルイス容疑者はそのまま現場から逃走した。タイヤーさんは生命維持装置につながれていたが、3月21日に死亡が確認された。捜査当局は監視カメラの映像や、助手席側のフロントガラスのひび割れ、ボンネットのへこみといった車両の損傷から、同車がルイス容疑者のものと特定した。隣接するポーク郡で行われた職務質問の際、ルイス容疑者は「その日は正午から午後4時までハードロックカフェにいた」と述べ、マスコットという場所自体を知らないと否定した。同容疑者にはオハイオ州での過失自動車致死罪の前科があり、フロリダ州の運転免許証も2021年から停止されている。火曜日、ルイス容疑者は出廷し、保釈金は50万ドルに設定された。現在はレイク郡拘置所に勾留されており、次回審理は4月20日に予定されている。ケリー氏はWESHの取材に対し、「アシュリーは彼が行かないように前に立ったのに、彼は気にすることなく、彼女を巻き込んで走り去った」と語った。