ガブリエラ・リーブゴット被告は、3月22日にセントポールで歩行者のセハム・ハッセンさんをはねて死亡させたとして、3件の車両過失致死罪などに問われている。警察によると、リーブゴット被告は修理の前に車両全体をラッピング加工することで、自身のインフィニティG35についた損傷を隠蔽しようとしたという。同乗していた友人らが自首を促したが、被告は現場から車を加速させて逃走した。
3月22日の午前3時頃、セント・トーマス大学の学生で卒業を間近に控えていたセハム・ハッセンさん(22)が、ミネソタ州セントポールで友人らと道路を横断中にスピード違反車両にはねられた。令状請求書によると、衝撃によりハッセンさんの衣服の一部が引き裂かれて路上に飛び散り、車のサイドミラーも脱落した。付近に駐車されていたテスラの車載カメラには、ハッセンさんがインフィニティG35を避けようとする様子が記録されていた。車はハッセンさんをはねてフロントガラスに乗せた後、彼女が車体の下敷きになったところをそのまま引きずり、停止することなく現場を逃走した。ハッセンさんは搬送先の病院で死亡が確認された。ヘネピン郡保安官事務所の捜査官は、3月23日にビニールラッピング店に持ち込まれた車両を特定。この車はリーブゴット被告(22)名義で登録されていた。店主は、修理前にラッピングを施し保管してほしいという異例の依頼を受けたことを証言している。「ギャビー」と名乗る女性が電話番号を残して車を預けたが、その後戻ることはなかった。車両の調査の結果、ドライブレコーダーの映像と一致する損傷が見つかり、ハッセンさんが着用していたドレスの繊維や血痕も付着していた。リーブゴット被告は事故の直前、VFWホールで友人らと酒を飲んでおり、午前1時にIDのスキャン記録が、午前2時頃にはグループが店を出る様子が確認されていた。その後、被告の車が蛇行しながらスピードを上げて走行する姿が目撃されていた。助手席の同乗者は何かに激しくぶつかった衝撃とフロントガラス上の白い布を見たと証言しており、後部座席の乗客も、リーブゴット被告が衝突とミラーの欠損を認識しながらも、停止を検討することなく加速して逃走したと明かした。友人らを含め周囲は被告に自首を強く求めていた。リーブゴット被告は4月3日に逮捕され、ヘネピン郡拘置所に15万ドルの保釈金で勾留されており、火曜日に初出廷する予定である。