メリーランド州在住のリディア・ハンソン被告(32)は、飲酒運転によりリチャード・スナイダーさん(78)を死亡させた過失致死罪で、禁錮9年の判決を受けた。この事故は2025年3月16日に発生したが、ハンソン被告はそのわずか前日に数キロ先で別の飲酒運転容疑で摘発されたばかりだった。被告の血中アルコール濃度は法定基準の4倍を超える0.34を記録しており、制限速度時速55マイルの道路を時速99マイルで走行していた。
キャロル郡検事局によると、リディア・ハンソン被告は4月1日、リチャード・スナイダーさんを死亡させた過失致死罪で有罪判決を受けた。被告は前日の飲酒運転についても有罪を認め、執行猶予付きの禁錮1年の判決も言い渡された。検察側は、ハンソン被告が事故前日にもメリーランド州キャロル郡のルート97沿いで飲酒運転により停車させられていたことを指摘した。同検事局は4月9日、Law & Crimeに対し判決の詳細を公表した。事故は午後2時頃、メリーランド州ルート26の北側で発生した。目撃者によると、ハンソン被告が運転するフォルクスワーゲンが南行き車線を時速99マイルもの速度で蛇行運転していたという。被告の車両は北行き車線にはみ出し、対向車が避ける中、スナイダーさんのシボレーのトラックと正面衝突した。スナイダーさんは病院に搬送されたが死亡が確認され、ハンソン被告はヘリコプターで外傷センターへ搬送された。被告は当初血液検査を拒否したが、警察が令状を取って検査した結果、血中アルコール濃度が0.34であることが判明した。裁判官は「これまで見てきた類似の事件の中で最悪の事実関係だ。被害者を殺す意図はなかっただろうが、この事態を招いた行為は自らの意思によるものだ。前日に逮捕・起訴された時点で、それが警告になるはずだったが、そうはならなかった」と述べた。52年間連れ添った妻を残して亡くなったスナイダーさんは、生涯を通じての車好きであり、自動車整備士として働いていた。