フロリダ州の看護師コリン・ブルー容疑者(32)は、2024年11月21日にパームビーチ郡保安官事務所の保安官代理3人を車で撥ねて死亡させたとして、3件の過失致死罪に問われている。当局は疲労やスピード超過、食事による「脳の霧(ブレインフォグ)」の可能性を要因として挙げている。ブルー容疑者は金曜日に逮捕され、25万ドルの保釈金で収監された。
事故は午前9時過ぎ、ロクサハッチーのステート・ロード80号線、ライオン・カントリー・サファリ・ロードから約半マイル(約800メートル)の地点で発生した。イグナシオ・「ダン」・ディアス保安官代理が交通取り締まり中にオートバイを停止させたため、ルイス・パエス伍長とラルフ・「ブッチ」・ウォーラー保安官代理が路肩で支援にあたっていた。パームビーチ郡保安官事務所の捜査報告書によると、目撃者はブルー容疑者の車が交通の間を縫うように蛇行していたと証言しており、車両データからは時速86マイル(約138キロ)に達した後に路肩へ逸れて保安官代理らを撥ねたことが確認されている。ブルー容疑者はウェストンのクリーブランド・クリニック病院での12時間の救急外来勤務を終えた直後であり、慣れないGPSルートで帰宅する途中にマクドナルドに立ち寄っていた。本人は過去24時間のうち約18時間起きていたことを認めており、極度の疲労状態にあったとみられるが、運転中のメールや電話の使用を示す証拠は見つからなかった。人間工学の専門家は報告書の中で、摂取した高カロリー・高脂質・高炭水化物の食事が食後の眠気や「脳の霧」を引き起こし、疲労やスピード超過と相まって認知機能の低下を招いた可能性があると指摘した。当局は、他者の安全を軽視した無謀な運転であったと結論づけている。パームビーチ郡のリック・ブラッドショー保安官は今回の逮捕を重要な一歩と述べ、「いかなる法的判断も失われた命を取り戻すことはできず、家族や愛する人々、そして我々組織が抱える痛みを和らげることもできないが、司法システムを通じてこの事件の解決に全力を尽くす」と語った。また、「この悲劇は、脇見運転が現実的かつ致命的な結果をもたらすということを改めて思い起こさせるものだ」と付け加えた。ブルー容疑者の次の公判は6月25日に予定されている。