フロリダ州で、中学生29人を乗せたスクールバスが踏切の警報を無視して線路内に進入し、列車と衝突する事故が発生しました。運転手のイボンヌ・ハンプトン容疑者は、踏切を渡る際「列車のために止まるつもりはない」と発言したとされています。けが人は出ませんでしたが、当局は一歩間違えば大惨事になりかねない危険な状況だったと説明しています。
サムター郡ブッシュネルのイースト・セントラル・アベニューとノース・マーケット・ストリートの交差点で木曜午後に発生した事故を受け、運転手のイボンヌ・ハンプトン容疑者(67)が逮捕されました。サムター郡保安官事務所の逮捕状によると、ハンプトン容疑者は警告システムが作動していたにもかかわらず、中学生29人と成人1人を乗せて踏切内に進入しました。保安官代理によると、映像証拠から前方の道路状況はクリアだったことが確認されており、車に道をふさがれたという同容疑者の供述と矛盾しています。列車が接近する中、ハンプトン容疑者は「列車のために止まるつもりはない」と発言し、車内では生徒たちが「電車が来る!」と叫び、パニック状態に陥ったといいます。学校当局によると、同容疑者が子供たちに着席を命じた直後、列車がバスの後部に接触しました。あと約6インチ(約15センチ)ずれていればより深刻な事態になっていた可能性があるとのことです。けが人はいませんでしたが、ハンプトン容疑者は児童虐待29件のほか、過失および危険運転の容疑に問われています。10年以上のキャリアを持つバス運転手でしたが、現在は保釈なしでサムター郡拘置所に収監されています。サムター郡学区のローガン・ブラウン教育長はビデオメッセージで、「わずか6インチの差がすべてを分けた。極めて悲惨な状況になり得た」と述べ、今回の出来事の深刻さを強調しました。生徒たちはWOFLの取材に対し、当時の恐怖を語っています。イザベル・シニバルディさんは「目を固く閉じた。もっとひどいことになっていたかもしれない」と話し、キャサリン・ファリスさんは「ショックで……バスが横に動いたことしか感じられなかった」と語りました。学区は、今回のルートが同容疑者の最後の勤務となったことを明かし、解雇処分を下しました。