Googleは1月に導入したサイドバーでのマルチタスク機能といったGemini AIツールを拡充し、ChromeのAIモードの強化を開始しました。今回、サイドバイサイド(並列)ブラウジングとタブ統合機能が追加され、リサーチ作業が効率化されます。これらの機能は現在米国のデスクトップおよびモバイルユーザー向けに提供されており、順次世界へ展開される予定で、AIを活用したタスク実行中のタブ切り替え回数を削減します。
Googleは4月16日より、米国のChromeユーザーを対象にAIモードの機能強化の展開を開始しました。最大の変更点は、AIモードでの検索結果からリンクをクリックした際にサイドバイサイド画面が立ち上がるインターフェースです。これにより、追加のタブを開くことなく、元の文脈を維持しながらWebページの閲覧やAIへの追加質問を同時に行えます。Chrome製品担当バイスプレジデントのMike Torres氏は、コーヒーメーカーの比較を行いながら、その場ですぐに手入れのしやすさについて質問する様子をデモンストレーションしました。また、Google検索担当製品バイスプレジデントのRobby Stein氏は、2023年のF1カタールGPでLando Norris選手が記録した1.80秒のピットストップ記録を例に、マクラーレンF1チームのピットクルーのトレーニングを題材に機能を紹介しました。ユーザーは、新しいタブページにある刷新された「+」メニューやツール内から、既存のタブ、画像、PDFをドラッグ&ドロップでAIモードに読み込めるようになり、講義ノートを使った学習といった作業に最適です。Torres氏は、今回の機能はブラウジングにおけるAIの実践的な活用を重視しており、テストではタブ切り替えの減少と集中力の向上が確認されたと強調しました。今後、提供地域は拡大される予定です。また、プロジェクト用のCanvas機能や画像生成機能へのアクセスも「+」メニューから簡単に行えるようになりました。