米国のドナルド・トランプ大統領がイランとの停戦合意の終了を示唆したことを受け、水曜日のインド株とルピーは急落した。米国によるイランへの新たな攻撃と原油価格の高騰が売りを誘発した。ムンバイ市場では金や銀の価格も下げ幅を拡大した。
この下落はホルムズ海峡での緊張の高まりを受けたもので、米イラン間の交渉は決裂し、米イラン間の覚書も失効した。原油価格は2日間で10%以上急騰し、海上交通の混乱を背景に1バレルあたり6ドル上昇した。
インドの債券利回りは3カ月以上ぶりの上昇幅を記録し、同国のボラティリティ指数(VIX)も上昇した。ルピーはアジアで最もパフォーマンスの低い通貨となった。アナリストらは、地政学的な出来事に対する市場の反応は一時的なものにとどまる傾向があると指摘している。
原油高がインフレ懸念を煽り、米ドル高を支援したことで、金と銀も値を下げた。投資家は現在、金利政策のヒントを探るため、最新の米連邦準備制度理事会(FRB)の議事録公開を待ち望んでいる。ある市場観測筋は、今回の情勢を受けてS&P 500の年末目標値を9,500から8,500付近に引き下げた。