高市早苗首相の内閣は21日、積極的な財政支出を重視した初の経済財政運営指針を承認した。次年度を「責任ある積極的な支出の初年度」と位置づけ、2040年度までに370兆円の投資を目指す。
内閣は21日、戦略分野への積極的な財政支出を柱とした経済財政運営指針を承認した。指針は次年度を「責任ある積極的な支出の初年度」と定め、2040年度までに官民合わせて370兆円の投資を目標に掲げる。
前政権の石破茂内閣が掲げた「財政健全化」の文言は削除された。代わりに債務残高の対GDP比を複数年にわたり安定的に引き下げる方針が示された。
半導体など17分野への投資を促進するため、2027年度から予算編成に新たな投資枠を設ける。日銀の金融政策については「自律性」を明記し、中央銀行の独立性を強調する脚注が加えられた。
高市首相は「強い経済と財政の持続可能性を構築する」と述べ、市場への明確な情報発信を約束した。