CERN(欧州原子核研究機構)の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の研究チームが、標準模型の予測から逸脱する粒子崩壊を観測した。この結果はLHCb実験から得られたもので、理論値との間に4シグマの食い違いが示されている。もしこれが確認されれば、未発見の粒子や未知の力の存在を示唆する可能性がある。
このデータは、B中間子がカオン、パイ中間子、2つのミューオンへと変化する稀な「ペンギン崩壊」の研究から得られたものである。科学者たちは、2011年から2018年の間に収集された約6500億個のB中間子崩壊の記録を用いて、その角度、エネルギー、崩壊率を詳細に分析した。これらの測定値は標準模型の予測とは異なっており、理論が正しいと仮定した場合、この食い違いが偶然の変動によって生じる確率は1万6000分の1に過ぎない。