国際研究チームが、結晶内における角運動量の移動を初めて直接観測し、原子の回転方向が予期せず反転する現象を明らかにしました。セレン化ビスマスに対し強力なテラヘルツレーザーパルスを照射して達成されたこの発見は、結晶の対称性に関連する量子効果を強調するものです。研究成果は「Nature Physics」誌に掲載されました。
この研究は、ヘルムホルツ・ドレスデン・ローゼンドルフ研究所、マックス・プランク協会フリッツ・ハーバー研究所、およびベルリン、ドレスデン、ユーリヒ、アイントホーフェンのパートナー機関の科学者らによって主導されました。研究チームは超強力なレーザーパルスを用いて格子振動を円運動させ、物質内で結合した振動間の相互作用を追跡しました。