研究チームは、巨大なルビジウム原子と通常のサイズのルビジウム原子を結合させることで、電子の羽を持つ蝶のような外観をした特殊な分子を作り出した。この成果は、こうした巨大分子の一群を探求してきた過去20年にわたる研究の集大成であり、量子科学のさらなる進展を可能にする可能性がある。
この分子はドイツのライネランド=プファルツ工科大学(RPTU)で組み立てられた。科学者らはルビジウム原子を絶対零度よりわずか数百万度高い温度まで冷却し、レーザーを使用して一部の原子を劇的に巨大化させた後、外側の電子を隣接する原子に結合させた。完成した構造は約25ナノメートルの大きさで、通常の分子よりもはるかに強く電場に反応する。