Microsoftは、2026年度の人工知能(AI)関連の設備投資額として1900億ドルの予算を策定した。この計画は、業界内の競争が激化する中、同社がAI分野への巨額投資を継続する姿勢を浮き彫りにしている。アナリストからは、こうした支出の持続可能性について慎重な声も上がっている。
Microsoftの株価は3月の安値から15%反発したものの、依然として他のハイテク銘柄や市場平均には及ばない状況が続いている。同社が発表した第3四半期の売上高は、Azureおよびクラウドサービスの40%の成長に牽引され、前年同期比18%増の829億ドルとなった。AIの年間実行ベースの売上高は370億ドルに達し、前年比で123%の大幅な伸びを記録した。これらの数字は、市場の課題にもかかわらず、同社のソフトウェアおよびクラウド事業が強力であることを示している。設備投資は高水準で推移しており、同社は2026年度にAI向けとして1900億ドルの投資を見込んでいる。この予算規模は、ハイテク大手間での激化するAI投資競争への懸念を再燃させている。現在のMicrosoftの株価収益率(PER)は24〜25倍で推移しており、ソフトウェア事業の回復力と、AIによる市場攪乱や競争に対する投資家の警戒感が交錯している。