NFLはカンザスシティ・チーフスのワイドレシーバー、ラシー・ライス選手に対するDV疑惑の調査を終了し、同リーグの個人的行動規定に違反する事実はなかったと発表した。ライス選手の代理人は詳細な調査に謝意を表明している。この決定は、ライス選手の元交際相手が起こした民事訴訟のさなかに行われた。
NFLは金曜日、カンザスシティ・チーフスのワイドレシーバーであるラシー・ライス選手がリーグの個人的行動規定に違反する行為は行っていないと発表した。ライス選手の元交際相手であるダコーダ・ジョーンズ氏の告発を受けて行われた調査は、これで終了となる。ライス選手の代理人であるショーン・リンジー氏は、ESPNを通じて「ライス氏はNFLによる詳細な調査に感謝しており、2026-27年シーズンの開幕を楽しみにしている」と述べた。ジョーンズ氏は、ライス選手との間に2人の子供をもうけており、2月16日にテキサス州ダラス郡地方裁判所に100万ドルの損害賠償を求める民事訴訟を提起した。訴状によると、2023年12月から2025年7月にかけて、テキサス州ビクトリーパークの自宅での絞殺未遂や、妊娠中の暴行など、身体的な虐待があったとされている。また、物を投げつける、家財を破壊する、夜間に締め出すといった虐待行為も主張されている。ライス選手の弁護団は2025年10月に反論し、ジョーンズ氏自身が宣誓供述書の中で、交際終了後の口論の際にライス選手から殴打された事実はないと偽証罪の罰則下で認めていることを指摘した。チーフス側は訴訟の事実を認識しており、NFLと継続的に連絡を取り合っていると認めたが、金曜日のリーグの決定についてはコメントを控えた。ジョーンズ氏は、ライス選手の実名を伏せたまま今年1月にSNSで自身のDV被害を公表し、唇からの出血やあざなどの写真をInstagramに投稿した。彼女は長年にわたる虐待や、凍てつくような寒さの中での締め出し、2025年後半の破局後の苦悩について語っていた。2024年のひき逃げ事故により2025年に6試合の出場停止処分を受けたライス選手(元ドラフト2巡目指名)は、復帰後8試合で53回のキャッチ、571ヤード、5回のタッチダウンを記録した。同選手はルーキー契約の最終年度を迎えている。