リンダ・ノスコワはカロリーナ・ムチョワを3セットで下し、オープン化以降初となるチェコ勢同士の決勝戦となった2026年ウィンブルドン女子シングルスで優勝を果たした。この勝利により、ノスコワは過去4年間でタイトルを獲得した3人目のチェコ人女性となった。今大会は、大会の展開を左右する数々の注目すべき番狂わせや復帰劇が見られた。
決勝戦は、波乱が続いた2週間の締めくくりとなった。第1シードのアリーナ・サバレンカ、エレナ・ルバキナ、イガ・シフィオンテクらが早期敗退し、これで10年連続で初優勝者が誕生することとなった。セリーナ・ウィリアムズは2022年の全米オープン以来となるシングルス復帰を果たした。1回戦でマヤ・ジョイントに敗れたものの、視聴者数210万人を記録し、大会で最も高い注目を集めた。大坂なおみは4回戦でサバレンカに対し8年ぶりの勝利を収めた。アレクサンドラ・エアラは、ディフェンディングチャンピオンのシフィオンテクを破る快挙を成し遂げ、オープン化以降ではフィリピン人選手として初めて大会2週目に進出した。ムチョワとココ・ガウフによる準決勝は、今大会屈指の名勝負となった。34度の猛暑の中で2時間35分にわたって繰り広げられた激闘の末、ムチョワは最終セットのタイブレークでマッチポイントをしのぎ、決勝進出を果たした。