ドナルド・トランプ氏に対する過去の脅迫で最近出所したディードリッヒ・ホルゲート被告が、恩赦を要求して保護観察官に殺害予告を送った疑いが持たれている。47歳の同被告は「トランプ氏が恩赦を与えるか、さもなくば殺害する」といった内容のメッセージを送信し、逮捕された。裁判官は、保護観察条件に違反した相当な理由があると判断した。
テキサス州出身でオレゴン州に居住するディードリッヒ・ホルゲート被告(47)は、昨年、ドナルド・トランプ氏およびジョー・バイデン氏に対する一連の脅迫行為で有罪判決を受けた。これにはソーシャルメディアへの投稿、ホワイトハウスへの直接メッセージ、2024年の米シークレットサービスへの電話などが含まれる。2024年6月にシークレットサービスのワシントン支局へかけた電話の中で、ホルゲート被告は「大統領は死ぬことになる」「私には大統領を殺す権利がある……相手がトランプだろうがバイデンだろうが知ったことではない」と述べていた。2024年8月の別の電話では、「反逆罪で彼を吊るしてやる」と述べ、さらに「POTUS(大統領)、FLOTUS(大統領夫人)、SCOTUS(連邦最高裁)」を標的として「全員殺してやる」と脅迫した。同被告は1月21日にポートランドの更生保護施設へ移送されたが、ベイプ(電子タバコ)の使用や指示通りに出頭しなかったことを理由に強制退去処分となり、承認された住居への入居も拒否した。数週間後、ホルゲート被告は保護観察官に対し、「トランプが恩赦を出すか、さもなくば彼を殺してやる!!!」や「遊びは終わりだ。死ね、死ね、死ね」といった脅迫めいたメッセージを複数回送信した。さらに同被告は「お前は俺といるか、さもなくば獣の刻印を受けた裏切り者で異教徒だ。地獄? それも永遠ではない。第二の死。お前は消し去られる」と書き込んだ。連邦逮捕状では、これらが保護観察違反にあたると指摘されている。木曜日に行われた予審で、保護観察官はホルゲート被告が繰り返し「大統領を殺す」と述べ、保護観察官自身にも抹殺の脅迫を行ったと証言し、同被告がトランプ氏に危害を加える能力があると懸念を示した。裁判官はホルゲート被告の精神的能力に言及し、違反の相当な理由があると判断、3月26日の次回審問まで勾留するよう命じた。