スズメバチの女王が姿を消すと、その熱帯のコロニーでは激しい権力闘争が勃発する。しかし、新たな研究により、一部のメス蜂は争いを避け、コロニーの崩壊を防ぐために不可欠な作業を継続していることが明らかになった。
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究チームは、パナマに生息する熱帯のアシナガバチ「Polistes canadensis」のコロニーを調査した。研究チームが確立されたコロニーから女王蜂を取り除くと、メス蜂たちの間で優位をめぐる攻撃的な争いが直ちに発生した。複数の蜂がトップの座を競い合ったことで、本来の社会秩序は急速に崩壊した。