著名投資家のレイ・ダリオ氏は、イランを巡る紛争が世界秩序を揺るがし、米中両国の首脳が来月に会談を控える中、米中関係こそが世界の幸福にとって最も重要な要素であると述べた。同氏は上海で開催されたOceanXのイベントで、米中間の強固な関係は人類に多大な進歩をもたらす可能性がある一方、関係の悪化は壊滅的な被害を及ぼしかねないと警鐘を鳴らした。
著名投資家で慈善家のレイ・ダリオ氏は水曜日、上海で自身の非営利海洋探査イニシアチブ「OceanX」のイベントに登壇した。同氏は、中東情勢が混乱する中、米中関係が世界の幸福にとって最も重要な要素であると語った。ブリッジウォーター・アソシエイツの創設者であるダリオ氏は、「私たちは、変化する世界秩序に対処しなければならない分岐点に立っている」と述べた。また、世界の指導者層に対し、「自分自身の立場を超越し、損をする関係よりも、双方にとって利益となる関係の方が優れていると認識すべきだ」と促した。国際紛争を解決するための有効な「裁判所」が存在しないことに触れ、ダリオ氏は「米中関係以上に世界の健全性にとって重要なものはない」と断言した。同氏は「もし米中関係が素晴らしければ、人類のために協力して物事を改善できることを想像してほしい。逆に、関係が悪化すればどのような損害が生じるか考えてほしい」と付け加えた。今回の発言は、両大国の首脳が来月に会談を控える中で行われた。