中東における紛争と、米・イスラエルによる対イラン攻撃を受けた世界的な混乱を受け、海外投資家は中国に確実性を求めている。中国発展フォーラムの登壇者らは、こうした傾向を強調した。
中国発展フォーラムにおいて、香港中文大学の鄭永年は、中東の紛争と世界的な不確実性の高まりが資本を中国へと押し流しており、中国はより大きな確実性を提供していると述べた。「資本には期待が必要だ」と彼は語った。「人々が(イランとの)戦争がいつ終わるか分からず、不確実性が高まり続ける一方で、中国がますます確実な存在となれば、資本は自然と流入するだろう」。鄭氏は、近年の欧州指導者らによる中国訪問を象徴的なものとして指摘し、中国に対し「深い変化に直面する中で戦略的な落ち着きを維持する」よう促した。また彼は、「事実上のG2」と評される中国と米国に対し、二国間関係や広範な世界情勢について対話を深めるよう求めた。中国人民銀行の潘功勝総裁はフォーラムで、同国が金融部門の「高水準な開放」を着実に推進し、金融市場の相互接続やクロスボーダー決済システムの深化を図ることで、グローバル資本の流入経路を円滑にすると語った。本記事は2026年3月22日に掲載された。