インド準備銀行(RBI)は、3月期決算における債券の時価評価損に関する引当金を分割計上したいという銀行側の要請を退けた。銀行側は、国債利回りの上昇や純オープンポジションに対する1億ドルの上限規制による収益への圧力を緩和するため、この救済措置を求めていた。今回の決定により、金融市場の不透明感が高まっている。
インド準備銀行(RBI)は、3月期の第4四半期決算において、債券の時価評価(MTM)により発生が見込まれる損失の引当金を分割計上したいとする銀行側の要請を拒否した。The Economic Timesの報道によると、銀行側は、不安定な債券運用が直ちに決算へ与える影響を緩和するため、引当金の期間分散を認めるよう中央銀行に働きかけていた。今回の拒否により、銀行は今期の決算において損失の全額を計上せざるを得なくなる。RBIが強硬な姿勢を示した背景には、国債利回りの上昇により銀行の保有債券の価値が毀損し、多額の時価評価損の計上が迫られている現状がある。さらに、外国為替市場における純オープンポジションに課された1億ドルという制限もトレーディング活動を抑制しており、債券運用の収益を圧迫している。本件に関連するキーワードとして、RBI、債券評価損、時価評価損失、3月期の銀行引当金などが挙げられる。カルール・ヴィシャ銀行(Karur Vysya Bank)、バンダン銀行(Bandhan Bank)、RBL銀行(RBL Bank)、シティ・ユニオン銀行(City Union Bank)、ジャンムー・カシミール銀行(Jammu & Kashmir Bank)といった影響を受ける銀行は、投資家がこのニュースを織り込む中で、株価への下方圧力がかかる可能性がある。今回の措置は、市場の動向変化と規制強化が続く中で、インドの銀行セクターが直面している課題を浮き彫りにした。