R&A(ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セントアンドリュース)は、2028年の全英オープン開催地をイングランドのランカシャーにあるロイヤル・リザム&セントアンズに決定したと発表した。大会は8月3日から6日まで開催される予定で、オリンピックの影響により例年の7月中旬から日程が変更されている。今回の決定により、長年開催から遠ざかっていたミュアフィールドが復帰するのではないかという憶測に終止符が打たれた。
R&Aの最高責任者であるマーク・ダーボン氏は声明の中で、同コースの歴史的意義を強調した。「ロイヤル・リザム&セントアンズは、世界有数のリンクスコースとして広く知られており、伝説的なボビー・ジョーンズが優勝した1926年の初開催以来、数々の素晴らしい選手権の舞台となってきました」とダーボン氏は述べた。また、同氏は今回の開催地復帰がゴルフの伝統を称え、世界中のファンを魅了することになると付け加えた。同コースでの前回の開催は2012年で、アーニー・エルスが自身2度目の全英オープン制覇を果たした。過去の優勝者にはゲーリー・プレーヤー、セベ・バレステロス、デビッド・デュバルらが名を連ねる。同コースは、米ゴルフ誌が選ぶ「世界トップ100コース」で68位にランクインしている。ロイヤル・リザム&セントアンズでの全英オープン開催は今回で11回目となり、1926年の大会ではボビー・ジョーンズが勝利を収めている。来たる選手権は、2025年のロイヤルバークデール大会、2026年のセントアンドリュース・オールドコース大会に続くものである。フィル・ミケルソンが優勝した2013年大会を含め、16回の全英オープンを開催してきたミュアフィールドは、2016年に女性会員の受け入れを否決したことを受け、開催ローテーションから外された。当時、R&Aは「全英オープンは世界で最も偉大なスポーツイベントの一つであり、今後、女性を会員として認めない会場で選手権を開催することはない」と表明していた。同クラブは2019年に女性会員を受け入れている。ロリー・マキロイは今年初め、ドバイで「ミュアフィールドは全英オープンの開催ローテーションに復帰する資格がある」と語り、ミュアフィールドの復帰を支持する考えを示していた。なお、2029年以降の開催地は未定となっている。