2026年1月6日、米上院の両党議員が、政府閉鎖の危機が迫る中、暗号資産の規制枠組みを定める法案の交渉を再開するため会合を開いた。共和党は民主党に対し「最終提案」を提示し、30件以上の修正を提案。上院銀行委員会委員長ティム・スコット氏は1月15日のマークアップを予定。主要な争点は倫理基準と伝統的銀行と競合する暗号資産利回りの制限だ。
2026年1月6日、上院議員らは今年初の会合をワシントンで開き、昨年夏のステーブルコイン法(Public Law 119-27)に続くデジタル資産の規制明確化を目指す暗号資産市場構造法案の協議を再開した。ティム・スコット委員長(共和党-S.C.)の執務室での会合は、共和党が1月5日に送付した「最終提案」文書に続くもの。スコット氏らシンシア・ルミス(共和党-Wyo.)、ビル・ハガティ(共和党-Tenn.)、バーニー・モレノ(共和党-Ohio)氏による提案は、デジタル資産分類に関するタイトルIに30件以上の変更を加え、投資家保護と違法資金対策の新セクションを追加。
ジョン・ケネディ上院議員(共和党-La.)はPunchbowl Newsに対し、スコット氏が1月15日までのマークアップを目標にしていると語り、スコット氏の報道官とトランプ政権の暗号資産担当デビッド・サックス氏の以前のSNS投稿でも同様の日程が示された。一方、キャサリン・コルテス・マスト上院議員(民主党-Nev.)ら民主党交渉担当者は未解決問題を指摘。コルテス・マスト氏は協議を「非常に生産的」と評し、来週のマークアップを「間違いなく」期待するとPOLITICOが報じた。
民主党は、トランプ家を含む当局者の暗号資産利益防止のための倫理規定や、SEC・CFTCへの民主党人事保証を求めている。もう一つの火種はステーブルコイン報酬などの利回り付き暗号資産商品の制限で、銀行側はGENIUS法の抜け穴を悪用し、地域融資から数十億ドルを逸らすと主張。米銀行家協会は書簡で、中小企業、農家、学生、住宅購入者への脅威を警告。
緊急性は、下院のDigital Asset Market Clarity Act可決、1月30日の連邦支出期限、 中間選挙による日程圧縮から来る。超党派の勢いは高まるが、民主党合意なしのマークアップは規制とDeFi制約をめぐる対立を深める可能性がある。