SpaceXは、AIコーディングプラットフォームのCursorと提携し、同社のスーパーコンピューター「Colossus」を活用して高度なAIモデルを開発すると発表した。この契約には、年内にSpaceXがCursorを600億ドルで買収するオプション、または共同作業の対価として100億ドルを支払う選択肢が含まれている。Cursorはこれまで計算リソースの不足を主要なボトルネックとして挙げていたが、今回の提携によりSpaceXのリソースでこれが解消されることになる。
SpaceXは水曜日、両社が「世界最高峰のコーディングおよびナレッジワーク向けAI」と称するモデルの構築を目指す今回の提携を発表した。コードを自律的に記述しタスクを実行するエージェント型AIプラットフォームであるCursorは、テネシー州メンフィスにあるSpaceXのスーパーコンピューター「Colossus」を利用することになる。この施設は100万個のNvidia製H100チップに匹敵する演算能力を有しており、モデル開発におけるCursorのハードウェア上の制約を解決する。Nvidiaのジェンスン・フアンCEOは10月のインタビューで、Cursorを「最も気に入っているエンタープライズ向けAIサービス」と評価していた。Cursorはブログ投稿で詳細を公表したが、SpaceXとCursorは現時点で詳細なコメントの要請に応じていない。ブルームバーグは、買収オプションを含むこの契約形態は、SpaceXが夏に計画している時価総額1.75兆ドル規模のIPO(新規株式公開)に影響を与えないよう配慮されたものだと報じている。今回の動きは、2月に実施されたxAIとの合併に続くもので、ロケット事業、Starlink、Xプラットフォーム、Grok AIを統合する動きの一環である(ただしTeslaは独立した状態を維持している)。