全米規模の調査により、腎臓移植の紹介を受けた米国人の半数近くが、必要な評価プロセスを開始していないことが明らかになった。最終的に移植待機リストに登録されるのはわずか19%である。この研究は、社会的、地理的、医学的要因に関連する大きな格差を浮き彫りにしている。
NYUランゴーン・ヘルスの研究チームは、2014年から2025年の間に腎臓移植の紹介を受けた患者72万348人の記録を調査した。その結果、48%は評価を開始すらしておらず、評価を完了して待機リストに登録されたのはわずか19%であることが判明した。
未婚者、地方居住者、重度の肥満患者、あるいは南部の小規模施設で治療を受けている患者ほど、プロセスが進展しにくい傾向があった。高齢者、スペイン語話者、低所得者層はさらなる障壁に直面していた。
筆頭著者のコナー・ドネリー医師は、「今回の調査結果は、新しい腎臓を必要とする人々のかなりの割合が、待機リストに到達するずっと前の段階でプロセスから脱落していることを示唆している」と述べた。この研究結果は、6月20日付で『Journal of the American Society of Nephrology』オンライン版に掲載された。
共同シニア著者のアラン・B・マッシー博士は、より適切な教育とサポートがあれば、患者がこの複雑なプロセスを乗り越える助けになる可能性があると指摘した。本研究は、待機リスト登録前の脱落率に関するものとしては過去最大規模である。