デス・ロウ・レコーズの共同創設者であるシュグ・ナイトが、回顧録『Your Pain Is My Joy』を出版すると発表した。8月4日に発売予定の本書には、1996年に発生したトゥパック・シャクールの銃撃事件に関する彼自身の見解を含む、これまでの人生についての率直な記録が収められている。ナイトは現在28年の刑期で服役中であり、その獄中で352ページにわたる本書を書き上げた。
ヒップホップの歴史において中心的な人物として知られるシュグ・ナイトは、サイモン&シュスター傘下のギャラリー・ブックスを通じて、8月4日に回顧録『Your Pain Is My Joy』を出版する。本書は「元祖ラップ界の黒幕の思考を、率直かつ屈託なく描き出したもの」と説明されている。ナイトは1991年にドクター・ドレーらと共にデス・ロウ・レコーズを共同設立し、トゥパック・シャクールやスヌープ・ドッグといったアーティストを輩出してウェストコースト・ラップの隆盛を築いた。「ヒップホップ界で最も恐れられた男」と形容されることが多いナイトは、コンプトンのストリートギャングであるブラッズとの繋がりや、暴力的な事件の数々でも知られている。この回顧録では、「アイス・アイス・ベイビー」の出版権を得るためにヴァニラ・アイスをバルコニーから吊り下げたという噂や、バッド・ボーイ・レコーズの創設者ショーン・“ディディ”・コムズとの確執といった主要な論争についても触れられている。また、東海岸と西海岸のヒップホップ抗争や、1996年9月にラスベガスでシャクールが銃撃され死亡した夜について、ナイト本人の見解も語られている。ナイトは2015年1月に自身の車でテリー・カーターをはねて死亡させた事件により、過失致死罪で現在28年の刑に服しており、本書はその獄中で執筆された。