ドナルド・トランプ大統領は再び、米国がグリーンランドを「接収」したいと述べた。グリーンランドはデンマーク王国内の自治領だ。NPRのインタビューで、北極安全保障専門家のレベッカ・ピンカス氏は、グリーンランドの位置と米国のミサイル警戒システムにおける役割がワシントンの関心を説明するものであり、政権が正式に何を求めているか不明瞭であると指摘した。
ドナルド・トランプ大統領は再び、米国がグリーンランドを「接収」したいと述べた。グリーンランドはデンマーク王国内の自治領だ。 1月12日に放送されたNPRのインタビューで、北極安全保障を研究する外交政策研究所の上級研究員レベッカ・ピンカス氏は、グリーンランドの主な魅力は、欧州やユーラシアから北極を横断する大陸間弾道ミサイルに対する早期警戒のための戦略的位置にあると述べた。彼女は、米国がグリーンランド北西部の基地にレーダーや他のセンサーを長年維持しており、それが早期警戒と国土防衛の任務だと説明した。 ピンカス氏はまた、米国が近年数十年で同島の軍事プレゼンスを縮小したと指摘した。ワシントンはグリーンランドでの軍事プレゼンスを拡大する上で「障害はない」としつつ、具体的な米国要求は見ていないため、政権が追求する追加アクセスや権限が不明瞭だと述べた。 マルコ・ルビオ国務長官は、今週、デンマーク当局者と会談する予定で、グリーンランドへの注目が再燃している。 米国による接収に対するロシアと中国の反応を問われ、ピンカス氏は、どちらの国もそこに主要な利益がないため、直接的な脅威とは見なされないだろうと述べた。ロシアは漁業以外にグリーンランドへの顕著な関心を示しておらず、中国はグリーンランドの資源に関心はあるが北京の最優先事項ではないと指摘した。 ピンカス氏は、グリーンランドには銅、ニッケル、亜鉛、レアアースなどの鉱物資源の大きな可能性があるが、大規模採掘には大きな障害があると警告した。厳しい運用環境、限られたインフラ、環境保護を挙げ、鉱山開設に10〜20年かかると推定した。 また、米国の役割拡大のコストも強調した。ピンカス氏は、デンマークが現在、グリーンランド政府に年間5億ドル強の直接支援を提供しており、生活水準の維持と米軍プレゼンス拡大には、米国の大幅かつ長期的な支出が必要だと主張した。