米国の軍事作戦縮小を示唆した直後、トランプ大統領は制裁解除と巨額の資金要請を行う一方でイランへの新たな攻撃を警告するなど、紛争3週目に入り戦略の不透明感が強まっている。
6月に始まった「オペレーション・ミッドナイト・ハマー」に続く「オペレーション・エピック・フューリー」へと発展した米国主導の対イラン軍事作戦において、金曜日に主要目標の進展を強調するSNS投稿を行ったトランプ大統領だったが、週末には相反するシグナルを発した。土曜夜、トランプ氏はホルムズ海峡が48時間以内に再開されなければイランの発電所を攻撃すると警告した。これは、米海兵隊の追加派遣や、議会に対する紛争継続のための2000億ドルの資金要請という報道の中でなされたものである。またトランプ氏は、敵対関係が続く中でありながら、一部の国に対する石油供給を緩和するために制裁を解除した。NPRのダニエル・カーツレーベン氏は、こうした発信を「混沌としている」と表現し、ガソリン価格の上昇に対する国内の反発を反映したものだと指摘した。金曜夜の海軍フットボールチームへの「最高司令官杯」授与イベントで、トランプ氏は米軍とイスラエル軍の攻撃によりイランの要人が殺害されたことに触れ、「我々は苦労している。彼らと対話したいが、話す相手がいない……今のままでいい」と述べた。カーツレーベン氏は、トランプ氏が体制転換のレトリックから曖昧なリーダーシップ論へと移ろっており、明確な戦後計画が存在しないと指摘している。